みそっかすの放浪日記

みそっかすでも生きている!30代半ばの独身女のつぶやきをあなたに。

ベトナム人との帰国前のおもいで


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帰国前、数少ない何人かのベトナム人に、最後に会えないか連絡をした。

2022年の1月頃、コロナのため会社から人に頻繁に会ってはいけないと言われている人もいたりして(そういう言い訳じゃないことを祈る)会えない人もいた。

 

今日は帰国前に会ってくれた3人のベトナム人を振り返ろうと思う。

 

1人目:フランス語講師Yちゃん

Bumbleという、デート目的や友達目的で人と繋がれるアプリで知り合った子。

子供の頃からフランス語の教育を受けており、フランス語講師もしている。

英語はあまり得意じゃないと言っていたが、トリリンガル

こういうハノイアン、教育格差はあるが、増えている気がする。

Yちゃんは主に水彩画やスケッチをおしゃれにインスタにアップしている。

オバちゃん根性で、無料の範囲で絵を教えてくれ!と頼んでみたところ、水彩画を簡単に教えてくれた。

初心者向けの、筆をポンポンと置くようにして木を描くみたいなやつ。

言われた通りにやったのに、気づけば私のイラストは彼女とかけ離れたものになり

「それはコロナウイルス?」と聞かれる始末。

それ以降、筆には一切触れていない。

 

2人目:ベトナム語教師Sさん

Sさんは元実習生で日本語を習得したロマンチストの次男坊。

日本語で、日本人向けにベトナム語を教えているそうで、日本語能力はかなり高い。

私が日本語学校で教えていた、2年経っても「先生」「トイレ」「こんにちは」以外は笑顔で乗り切る、悲惨なベトナム人学生とは全く違う。

 

実はSさん。グラブバイクが再開してない時に少しの間、家と会社の往復の運転手をしてくれていた。

若い男子がバイクで迎えに来てくれている状況に、何度か妄想が働いた。

男子が迎えに来てくれるだけで、どれだけ仕事で疲れ果て、萎れたハートが蘇ったか・・。

運転手と客。金で繋がれた関係だが、良い夢を見させてくれた。

このサービスはできれば日本でも継続したい。

帰国前、カフェでお茶をしたい!と言と、おしゃれなカフェにわざわざ連れて行ってくれた。

 

色々な話をしたが、ある時ベトナム人の男についてSさんは語りだした。

「ほら、男はさ、特に僕は若いし、恋愛もしたいし、性欲あるからセックスもしたいじゃん?」

文脈は忘れたがSさんから出たセックスと言う言葉・・いくら日本語でもセックスは周りも聞き取れるだろうし、周りがどう思うか、一瞬ドキマギした。

とにかくこの発言後、Sさんは今すぐにでもセックスしたいんだ、とSさんについてのデータが上書きされてしまった。

 

若い男子は何を口にするかわからないのでひやひやしたが、破廉恥な単語はそれ以降出なかった。

とにかくSさんは自分の将来や、未来の嫁に対する期待が高すぎる。

そして、自分のことが大好きなんだろうな・・と勝手に分析した。

ロマンチスト&ナルシストはベトナム男子あるあるなのだろうか。

 

子どもが大好きで3人は最低ほしいと言ってたから、未来の奥さんは子作りとSさんの性欲の相手と大変だろうな。

やっぱりベトナム人は家族を持つことがとても大事ということは伝わった。

特に男にとって。

そういった価値観だから、高齢の独身が増えつつある日本が不思議でたまらないよう。

私はSさんが納得するような答えを見いだせず、へらへら笑いながら適当なことしか言えなかった。

 

元クラブのママ・Aちゃん

Aちゃんとは、ハノイを離れる1週間前に友達になった。

きっかけは私がFacebookに、いらない家電を売りに出したのがきっかけ。

そこで連絡をくれたのがAちゃんだった。

 

AちゃんのFacebookを見ると、ほぼ水着か下着姿のセクシーでイケてる写真しか載せてない・・自分の人生でまず関わらない感じのギャルだ。

なんとなくイケてる人は怖いから、お金をもらったらさっさと帰ってもらおうと思っていた。

 

実際に会ったAちゃんはヒョウ柄のパンツにセーター、ダウンジャケット、柄物の布バックと、地元の関西のおばちゃんを彷彿させるような、庶民的ないで立ちで、一気に安心感を覚えた。

結局すぐに帰ってもらうどころか、1時間位話し込んでしまい、次の週には家に遊びに行き、出発日はランチもし、一気に距離を近づけたところで私は帰国してしまった。

 

Aちゃんは10年程前、キンマーにラーメン屋やスナックを経営し、財産を築いたそうだ。

確かにコミュニケーション能力がかなり長けてるし、賢そうだから、ママと聞いてmake sense.

今は働かずに、貧しい人達を助けるボランティア活動をしながら、長期海外旅行をするという、夢のような生活をしている。

 

金持ちだけど、私がはいていた、もう捨てようと思っていたスリッパも

「かわいいからちょうだい。」と持って行った。

ベトナム人はすがすがしいくらい遠慮がない。

仲良くなったしもってけ泥棒状態で、鍋やコップ、実家で見つかったらヤバいと思い持ってきたセクシー下着(ハノイで1度も使う機会なし)も持って行ってもらった。

 

つい最近、また下着姿で「ヨーロッパとアフリカ旅行に行く。」とFacebookでお知らせしていた。

いつ頃行くのかわからないがどうか無事で・・。

 

ハノイに戻ったら今度は家探しとかバイクを買うのを手伝う!と言ってくれたが、ハノイに果たして戻れるのだろうか。