【体験談】暇だからローカル皮膚科に行ってきた
今回はタイトル通り、ベトナムのローカル皮膚科に行ってきました。
ハノイでは皮膚科の専門病院として知られているところです。
痒みと腫れが日に日に増してくる
テト中日、暇なのでカフェに行ったら何かに刺された。
ちなみに私はベトナムに来てから、何かしらによく刺される。(多分日本人あるある)
今回も何か刺されたなと放っておいたらあまりの痒さに夜中目が醒めた。
じんじんと赤みが増していき、見たことのないデカさにまで腫れだした。因みに部位は膝の裏。また微妙なところ。心配になりネットで調べたところ、蜂に刺されたくらいまで腫れていた。まさか蜂に刺された?
写真だと大したことないが実際初日はもっと恐ろしく腫れていた。
放っておくのも怖い。
ベトナム人同僚にも相談したところ、まずは薬局行って見てもらえと言われ、薬局に行ってみた。
ベトナム人はお金がかかるので病院に行かず、薬局に相談して薬で治すパターンが多いです。
薬局のバイトのお姉ちゃんも詳しい原因なんてわかるはずがなく、ただ200円もしないかゆみ止みを買わされただけ。
ローカル皮膚科受診
変な病気だったらどうしよう。
というか、テト中でやることがなく、何より暇だったので金がかかるのは覚悟でローカル皮膚科を体験してみました。
どなたかの参考になれば幸いです。
保険証が使えない
行って受付でローカルの保険証見せると、愛想のない受付のおばさんに「使えない」と返される。保険料払ってるのに使えないとかマジでクソだなおい。
因みにベトナムの保険証は保険適応がきく病院があらかじめ決められており、事前に調べてから行かないといけない。どの病院でも保険がきくというシステムではない。
ちなみにこの保険証、入社してから一度も使ったことない。
更に説明なしで、チオイ(ベトナム語でお姉さんの意味)は200,000ドンを出せと要求してくる。
理由を聞いたら払えとしか言わないので不審に思っていると、後ろから英語できる患者が「診察料だ」と教えてくれた。
おい、チオイ!
どこに行ったらいいかも何も教えてくれず、この英語ができる患者さんが全て案内してくれた。受付の役割の意味なし!
問診内容
個室に入ると、コントの様な安っぽいペラペラのフェイスシールドを慌てておじいちゃん先生はつけ始めた。
診てもらうも、結局詳しい原因は全くわからず、言っていることも不明瞭。
医療用語の英語ならわかるだろう、と書いてもらうも
おじいちゃんの字が震えていてわからなかった。(笑)
おじいちゃんの次のステップは採血の為階段で移動。ベトナムでは診察や採決など1つ1つ部屋が分かれており部屋を移動しまくらないといけないのです。
ここでは採血に70,000VND払えと言われる。
検査の結果
採血の結果、血に異常はなし。
最後にお約束の大量の薬をもらって、原因不明のまま終了。
ベトナムでは大量の薬を処方することでお金を稼ぐ。
因みに薬代で400,000VND。二千円くらい。ベトナムは国産の製薬会社がまだまだ少ないので外国産の薬が大半を占める。何が高いってスペイン産のよくわからん薬が高い!
診察料合わせてトータルで3500円程。
あと、外国人だから必要ないオプション(レントゲンとか)を、あれこれつけて請求するケースもよくあるので、ローカル病院の場合自分自身で必要な検査なのかどうか見極めないといけない。
結局かゆみだけで2種類の外国産の飲み薬と塗り薬2種類。
成分は何なのか気持ち悪い液体。
時間が経つとオレンジに濁ってきたので結局捨てました。
何回か塗ってみたけど、効果は全然わからない。
同僚の衝撃的な一言
翌日、同僚に、病院に行って結局これだけ金がかかったと話すと、衝撃の一言。
「全部買ってきちゃったんだね。ベトナムは処方箋もらっても、全部購入しなくていいんだよ。」
えーーーーー!うそやーーーん!
理由を聞いてみると、お金がないからこれとこれだけ、と選んだり、その医者が信用できないと思ったら買わずに帰るという選択肢もアリとのこと。。
検査内容や薬、これが本当に必要なのか自分自身で判断をしないといけない。
それがベトナムの病院。
まとめ
- ローカル病院は医者含め皆適当。ベトナム語できないと摘むのでできるだけ友達に通訳として来てもらうのが良い。
- ローカル病院は疲れるだけで解決するかはわからない。
- 薬代でお金を失う。
- 本気で治したいなら、国際病院へ。
薬は2日で飲むのをやめたところ、腫れは自然と無くなった。
薬の効果ではなく自然治癒力だと思う。