この日はチェンマイ→タイ経由→ミャンマー・ヤンゴン着→夜行バスでバガン。という強行スケジュールだった。
時間に余裕を持ってチェンマイ空港に到着して、マクドナルドで朝ご飯。
タイのおかゆ、ジョーク。
結構美味しかった。
日本にもおかゆ置いてほしいな。
朝ご飯を食べて携帯を充電しようとモバイルバッテリーを探したところ、ない。
何回探してもない!
いつもベッドの上に物を散乱させてたので、ベッドの上に置いてきたと思われる。
一気に汗が吹き出てきた。
一瞬諦めかけたが買ったばかりのバッテリーだったので、
空港まで持ってきてもらえないかお願いしてみることにした。
前回も書いたが私の英語は中学英語以下。
英語で電話なんてしたことがない。
外国語で電話なんて怖い!
友達と一緒だったら、友達にお願いしていたかもしれない。
でも、海外1人旅で自分1人でなんとかしなければいけない状況で、特に躊躇いもなく、私は気づけば宿に電話をかけていた。
英語ネイティブは苦手だが、
同じアジア人同士、お互い非ネイティブだし何とか通じるだろう、という期待があった。
電話に出たのはタイ人のおやじでなく、ドイツ人の奥さんだった。(げ!)
私は中学の頃の文法を思い出してゆっくり伝えた。
「ハロー。私はおまつです。私は部屋にモバイルバッテリーを忘れました。」
今から宿に取りに戻れないの?と言われたが
「いいえ、私は今空港にいます。
すみませんが、空港まで持ってきてもらえますか?」
と伝えた。超初級英語で。
ドイツ人の奥さんは、ちょっと困ったと思うが
「わかった。今から空港まで持ってくるから待ってて。」と言ってくれた。
私がすみません、と言うと多分「いいのよ、よくあることよ」的な事を言ってくれた。(多分)嫌な反応を全然伝えずに対応してくれた。
待っていたらタイの従業員の人がバイクで持ってきてくれた。
行きも帰りも人の世話になってばかりいる。
情けないけどありがたい。
このときのツイート
宿にモバイルバッテリー忘れて空港まで持ってきてもらうハプニング。宿は微妙だったがこの親切は忘れません…一気に疲れた。エアアジアは全部手荷物だからベープスプレー捨てられた…強気な女税関職員がこれみよがしに目の前でバンッてゴミ箱に捨てた…私が何したよ!無事にヤンゴン着きます様に…
— おまつ (@kamenko77) 2016年5月16日
そして日本では図々しいかも、とか遠慮したりして頼みにくかったり、
諦めそうな事でも外国ではダメ元で尋ねたり、お願いできる術が1人旅で備わってきたように思う。
これは自分にとって小さいけど成長。
英語ができる人からすると滅茶苦茶な英語だけど、英語で電話できた、通じたことに少し達成感も感じた。
1人旅、大変だけど自分を成長させてくれる瞬間も数多くある。