双方の行き違いで、
ヴィンセントは空港に現れなかった。
タイはEasy going coutry.
ヴィンセントが発した言葉を思い出す。
正直、相手は会ったこともない外国人。何かあったらあった時だ。
どこかで覚悟していたのでそれほどショックではなかったが、、
さて、ホステルまでどうやって行くか。
タクシーと値段交渉か。
考えていたところ、またヌーニーと再会する!
まあチェンマイは本当に小さい空港なので出会うのは安易だ。
「あら、また会ったわね。どうしたの?」
「迎えに来てくれるって言ってた人が来なくて」
みたいな話をしてた時。
偶然、ヌーニーの大学時代の友人男性が現れる。
「あら久しぶり!なんたらかんたら」
ハグして盛り上がる2人。
えー。こんな偶然あり?
ヌーニーの友達は、またそのツレと一緒に地元を旅行しに来たそうだ。
「そうだ、これから市内へ行くならこの子、ホテルまで送ってあげて」
え・・?
まさかの展開
「え?いいけど。あ、日本人?こんにちわー」
なんと、この人、チェンマイ大学で日本語をちょっと勉強してたらしく、
日本語ができたのだ!!!
そういうわけで、
飛行機のなかでちょっと知り合いになった人の、空港で偶然再会した同級生にホテルまで送ってもらえることになった。(タダで)
こんなラッキーな事、ふつうに日本で生活していたら絶対なかっただろう。
タイ人優しいなー。
自分のドジでこんなことになったのに、親切にすごく感動してしまった。
この日、気温は38度位で外はむっちゃくちゃ暑かったのを覚えている。
デタラクに住んでるチェンマイ出身の旅人さんが言った通り滅茶苦茶暑い!
ちなみに、チェンマイでの宿はここ。
イーグル ハウス No.2 【 2016年の口コミ・価格比較・宿泊予約 】(Jungala House) -チェンマイ- トリップアドバイザー
ヴィンセントの紹介で予約してもらった宿。バンコクのデタラクより値段は上がって
1泊400B位。
タイ人のおっちゃんとドイツ人の奥さんが経営している、キレイで広いホテル。(外観は)
子供たちがキャッキャ走り回ってた。
宿泊してるのは主に欧米人の様で、私が泊まったときはアジア人は見なかった。
部屋について、大した移動はしてないはずなのに、チェックインしてそのまま爆睡。
3時くらいに宿に着いて、目が覚めたら夜7時位だった・・。
寝すぎた!!
まあ今思えば、疲れたときに休めるのが、一人旅の良いところだよね。
夜の散策も兼ねて、夕飯を食べに外にでることにした。
宿を出て、大通りを渡ると適当な飲食街があったのでそこら辺で食事をすることにしたが、パッとした店がない。
うーん。どうしよう。
呼び込みで、人懐っこい男の子につかまった。
ここでいいかと、とりあえず入ってしまったのが間違いだった。
広い店内には私1人しかいない。
客があまりいない=にぎわってない。
この簡単な方程式になぜ気づかなかったのだろう。
適当に、オススメを聞いて、麺だけじゃもの足りないと思いチャーハンも注文。
出てきたのがこれ。
右がチェンマイの郷土料理 カオソーイというカレーヌードルと、
左がチャーハン。
一見ボリュームもあり、美味そうだ。
しかし、これが、クッソまずかった。
例えるなら、地方から上京してきた女子大生が初めて作った料理位まずかった。(チャーハンなんかとくに)
不味いくせに、余計なボリュームがあり、2,3口食べて店を出た。
大失敗。なんか腹立つ!
デタラクの周辺にある美味しい店に比べたら倍以上の値段がする上に、この
まずさ!ボッタクリだ。
呼び込みの少年が
「君、日本人に見えない。だって目が細いから。(指で目を細めてた)」って言われてちょっと気分害したし…。
入らなきゃよかった。
出ていくときは、目も合わさず無言で出て行った。
悔しかったので気を取り直して、お客でにぎわってた店に入って(ここは接客もすごく丁寧だった)
1人旅の辛いところはここだ。1人大皿飯・・。
1人で寂しいし、周りは欧米人団体ばっかだし・・。ちょっと凹む。
そしてこのパッタイもそんな感動するほどうまくはなかったんだよね。
教訓は、人がにぎわっていない飲食店には入らない!
ちょっとテンションが下がったままこの日は就寝。