みそっかすの放浪日記

みそっかすでも生きている!30代半ばの独身女のつぶやきをあなたに。

ホーチミン2日目 ベトナム最大の新興宗教カオダイ教&クチトンネルのカオスツアーへ行ってみた!

2日目は色々な方のブログを読んで興味があったカオダイ教ツアーへ行きました!

新興宗教ベトナム戦争時、作戦に使われていた現場に行くツアーって

なんてカオスな組み合わせなんだ。

 ブイビエン通りには色んなツアー会社があって、どこでもやってるんだけど、日本人がよく利用するTNKトラベルで申し込みました。ちょっと値切りにも成功した。

 

朝8時に集合。

途中でバスの集合地帯みたいな所で降ろされ、別のバスに乗り換える。

この時、日本人観光客も沢山いて急に現実に戻された感じが嫌だった。

日本語が聞こえてくるのがね。わがままね。

OLさんとか家族連れの日本人達は殆どメコンデルタツアーとか、シティツアーに消えていった。

まあこんなカオスなツアー興味ないよね。

 カオダイツアーに集まったメンツは欧米人夫婦とかタイ人の若者グループ、日本人はキノコの妙齢女と、背が小さく赤いTシャツを着た猫ひろし似のおっさんの二人だった。

 

このツアーはマイナーな為か英語ガイドしかない。

しかし、今回担当ガイドさんのベトナム語なまりがひどすぎて英語が全く聞き取れない!!!

何これ聞き取れないの私だけ?

あまりにも聞き取れなくて泣きそうになった。

バスを3時間程走らせて現地へ到着。

ぐったり。

 

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 教会正面。

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カオダイ教ベトナム語: Đạo Cao Đài / 道高臺)は、1919年1920年説あり)、ゴ・ミン・チェウ(呉明釗、ベトナム語: Ngô Minh Chiêu / 吳明釗1878年2月28日 - 1932年)。五教儒教道教仏教キリスト教イスラム教)の教えを土台にしたことから、カオダイ=高臺(高台)と名付けられた。

 by wikipedia

 

宗教施設とツアー会社がタッグを組むというのも日本では考えられない。

場所はホーチミンから100キロほど離れたタイニン省のホアタイン県という所にある。

ガイドさんが色々説明してくれるけど、なんせ聞き取れないので全然情報が手に入らず。

カオダイ教の人達はここで暮らしている人も多いらしい。

中は自由に見学できますが、入ってはいけない領域を踏むと怒られます(笑)

 

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 ご本尊の丸いのが天眼様!

宇宙の原理、宇宙の至上神を象徴している。

うん、まさにコスモを感じる。

天眼様グッズとか作ればいいのに。

 カラフルな袈裟を着た人は徳が高い人。

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フリーメイソン好きにはこのマークはワクワクする。

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礼拝の風景。

柱のテーマパーク感がすごい。

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12時の礼拝の二階の様子。

二胡で演奏しながらお経タイム。

観光客の私たちは訳がわからない。

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とにかく色んな宗教をごちゃ混ぜにした宗教というのは分かるんだけど外から傍観しただけでもう少しネットで得られる以外の情報がほしかったなぁ。

 

次はクチトンネル。

南ベトナム解放戦線の拠点地。

こういう歴史にまつわる場所にいくのは好きです。

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ベトナム人は自ら攻撃は行わず、すべて手作りでトラップを作っていたそう。

そのトラップ作りに女性兵士も活躍したらしい。

何度も書くがガイドさんの英語がひどすぎて別のツアーのガイドの英語を聞きだす始末。

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手作りトラップ。

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私も穴の中に入ってみたけど狭いし暑いし怖かったです。

観光用にこれでも広げたらしいけど・・。

いくら小柄なベトナム人でもここで生活をして潜んでたって

考えられないです。

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米軍の爆弾をリサイクルして手作り爆弾を作ってます。

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模型かと思ったら生身の人だった。

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兵士たちが食べていたタピオカ。口の中の水分がすべて奪われます。

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ダサTシャツのいやげもの

 

1日がかりのツアーだったので結構疲れた。

帰りのバスで猫ひろし似おじさんに話しかけられた。

勝手に怪しんでたけど話してみると案外気さくな人で、元バックパッカーだった。

働きながら週末弾丸で海外旅行をしているらしく、帰国したらその足で出勤すると言っていた。世の中色んな人がいるよなぁ。

 

 今回この記事を書いていて思い出したのが、岩井志麻子先生がベトナムに行く際は必ず読むという開高健先生の本のこと。

良い機会だったからポイントで購入。

今度ベトナムへ行く際は開高健先生の本を読んでから知識を深めてから行こうと思った。

ベトナム戦記 (朝日文庫)

ベトナム戦記 (朝日文庫)

 

 

ツアーから戻った私は宿をお引越し。

次の宿はホンコンカイテキホテルから徒歩10分ほどの

サイゴンチャーミングホステル。

 

www.booking.com

典型的なバックパッカー向けの宿。

入ると斎藤洋介(最近テレビで見ないけど)そっくりのおじさんが出迎えてくれた。

(以下斎藤さんでお送りします。)

ベトナム人にしては陽気で明るい感じのおじさんでちょっと安心。

ベトナムの人はミャンマー人と違ってあまり気軽にニコニコしない印象だったので。

 

ベトナムに来てから、スリに狙われない様にずっと緊張してた。

(いろんな人からスリに気を付けろって言われたし道に座ってるおっちゃんらがみんな真顔で財布を狙ってる様に見えるし。。)

ここのホステルは欧米人も沢山いたけど斎藤さんと皆フレンドリーに話していた。

フレンドリーな欧米人のお姉さんが

「あなたスマホ持ちながら歩いちゃだめよ。昨日もここに泊まってる中国人がiphone盗られたのよ」なんて忠告してくれた。やっぱそうなんだ・・。

 

部屋はドミトリーで下のベッドだからよかった。けどバンコクのデタラクホステルみたく、ベッドにカーテンがないのはやっぱ不自由。

朝7時位に目が覚めたんだけど誰も起きてなくて真っ暗の中荷造りしたり着替えたりは

やっぱめんどくさかったなー。

 

次の日の朝朝食を済まし、スイティエンパークへ行くことを斎藤さんに告げた。

斎藤さんは不敵な笑みで

「スイティエンパークは、ベトナムネバーランドだよ」と教えてくれた。

 

ほう、ネバーランド。。

「ネバーランド マイケル」の画像検索結果

あのマイコーの。俄然楽しみになってきた。

次回はスイティエンパーク編です。

【ベトナム】ホーチミン1日目 有名店フォークインで本格フォーを食べてみた!ブイビエン通りをぶらぶら

ミャンマーロスを感じながらのホーチミン入り。

ホーチミンにいながらも頭の中はミャンマーの思い出でいっぱいな状態。

空港に着いてプリペイドSIMを買ったらSIM屋の女が愛想がなく感じが悪いので

あーミャンマーだったら親切なのにとかいちいち考えていた。

 

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 ホーチミン1日目で泊まった宿はここ。

www.booking.com

ホンコンカイテキホテルというカプセルホテル。

ブイヴィエン通り入ってすぐなのに通り過ぎてしまい、迷った。

ここでもフロントの若い兄ちゃんがやる気ないし愛想はないしで、ちょっと萎えた。

あああミャンマーに戻りたい!!

 

部屋は近未来のカプセルホテルって感じで面白い。

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清潔でコンパクトにまとまっていて不自由なし。

ただ、カプセルが2階だったのが不満。あと服は干せない。

(無理やり干してたけど)

 

シャワーを浴びて、散策することに。

タオダン公園で地元の人達がスポーツをして汗を流していた。

リスがいるらしいけど私が見たのはねずみのみ。

3か国全部でねずみコンプリート。

4travel.jp

 

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 ジムに行かなくても無料でできるのは良いよなあ。

 

ベトナムはバイクの量が多いと聞いたけれど、歩行者をなかなか渡らせてくれない。

毎回めっちゃ怖い思いをしながら渡っていた。(ビビりなもんで。。)

全然止まってくれないし、直前でよけていくって感じで何回か死ぬかなって思った。

それでも昔よりバイクの量は減ったらしい。

ベトナムでは道路を渡るのが、私にとって毎回ストレスだった。

 

公園を散策していると、1人のおばさんが話しかけてきた。

「あなたのくついいわね~どこで買ったの?」

これはもしや、東南アジアで流行っているイカサマ賭博か?と思い警戒した。

 

そしたらタダの明るい親切なシンガポールのおばさんで

ちょっとベンチに座って友達が日本に行ったのよーとか日本は物価高いわーとか

シンガポールから去年移住してきたの、ベトナム良いわよーとか世間話して、

最後は写メ撮って別れた。なんだ。それにしてもフレンドリーだな。

 

シンガポーリアンのおばさんに紹介してもらい、行ってみたフォーのお店。

フォークイン

 

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調べたら結構有名店みたいです。

オススメを聞いたらビーフシチューのフォー「フォーボーコー」を勧められるも

まずかったら嫌だなと思いまずは普通に鶏肉フォーとビール注文。

男の子の店員さんがはにかみながら教えてくれました。きゅん。

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あとで調べたらフォーボーコー美味しいらしいです。次回リベンジ!

 最初にでっかい葉っぱがドン!と出てくる。

葉っぱと、ライムを絞っていただきまーす!

あまった葉っぱは別の客のところにそのまま持って行ってた。

いい加減!

 

あっさり、さっぱりしていておいしい。

旅疲れの胃にやさしい。

ミャンマーでは、そこまで美味しいものが食べられなかったのでテンションが上がってきた!

異国でのビールはやっぱり最高。

 

食べたあとはブイビエン通りを散策。

こんな狭い通りなのにガンガンバイクが来るので危ない・・。

日本のコンビニや雑貨屋、飲み屋、色々な店が並んでいて、お姉ちゃんがいるようなお店も結構あった。

欧米人のおっちゃんが若いお姉ちゃんを買って一緒に飲んで、ディープキスしてるところを見てしまい気持ち悪くなった。

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ちょっと気になった美容院。

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頭だけでも洗ってもらうのもいいかも。外国の美容院体験するのも面白そう。

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ベトナムってフランスの影響があって、広告のデザインとかおしゃれなものが他の東南アジア国に比べて洗練されている印象。

おしゃれなTシャツやさん。Ginkgo(ギンコ)

オーガニックコットン100%で、ベトナムに旅行にきたフランス人がデザインして

始めた店らしい。

安くはないけどかわいいので記念に1枚タンクトップを買った。

2000円前後したので現地の値段だとかなり高い。

Women | Ginkgo T-Shirts

日本人が好きそうなデザインがいっぱいあった。雑貨とかも可愛かったけど普通にいい値段。こんなの地元の人買えるのか?

 

1日目は宿の周りを散策して終了。

2日目は、ベトナム最大の新興宗教カオダイ教見学とクチトンネルツアーに行って来ます♪

バガン→ヤンゴン 13時間の移動の後謎の穴の独房ですごした話

 

 

感動的な日から一夜明け朝4時45分に起き、ジャンさん達と一緒に朝日を見に行く約束をした。このホステルはサンライズやサンセットを見に行くツアーを無料でしている。というか、宿泊者同士が約束してみんなで行く感じ。

 

早朝のバガンもまだ真っ暗だったが皆起きてバイクを走らせていた。

バガンは道が舗装されていない場所も多いため道がガタガタ。

ジャンさんに必死でついていく私。

名もないようなパゴダへ入っていき、ここの頂上で朝日を待つと言う。

周りには私達以外観光客は誰もいなかった。

ジャンさん、どうやってここを見つけたんだろう。勝手に上っていいのだろうかと思いつつ、真っ暗闇で狭い遺跡の中をiphoneの光で上まで登っていく。

まるでインディージョーンズの冒険をしているような気分だった。

ここまで連れてきてくれたジャンさんに感謝だ。

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バガンの朝日

早朝のバガンは素晴らしかった。

まさにアメージング。

薄暗い中、

鳥やニワトリの鳴き声がそこら中から聞こえてくる。

どこからか、宗教音楽のようなものが流れている。

目の前に広がる光景は、今まで見たことのない、異国での朝の風景。

朝はこうやって始まるんだ。

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バガンに来て一番感動したのは夕方より朝だった。

やっぱり空は雲が厚く覆っていてとってもきれいな朝日を見れた訳ではないけれど、

バガンにやっぱり来てよかった。そう思えた。

 

宿に戻り、支度をする。

ジャンさん、フローラともここでお別れ。

私はヤンゴンへバスで戻る。

帰りのバスはミャンマー人が主に使うローカルバスだった。

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宿の前でとんでもない車を目撃。上の人ら大丈夫か?

 

ヤンゴンへ戻る

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写真を撮らせてくれた運転手さん。

男性のロンジー姿ちょっとかっこいい。

地面が赤いのは噛みたばこのあと。

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大音量で怪しい音楽とカラオケがエンドレスでかかっていて眠れない。

うるっさい!

途中途中で、大きな荷物を持ったミャンマー人が乗ってくる(商売?)

為荷物を運んだりしていて遅れる。

ミャンマー人はバスでゲロを吐く人が多いと聞いていたけど、私が乗ったときはそんなひとはいなくて良かった。

夕方の渋滞で更に遅れ、結局ヤンゴンまで12時間かかった。

その後タクシーで宿につくまでの時間合わせると13時間位・・。

流石に疲れ果てて風邪気味になった。

ヤンゴンで泊まった宿はここ。

www.booking.com

ダウンタウン近くにある宿。

ロナウジーニョ似の運転手さんがなかなか見つけられなくてグルグルした。

宿の周りは飲食店だし、何となく不潔な雰囲気。

ダウンタウンに出てみたけど暗い中びっくりするほど人がいた。

この日は具合が悪かったので、市場で買ったライチを食べて就寝。

ミャンマーらしいものもっと食べたかったなぁ。

 

部屋に入ると独房の様な暗い部屋。

ベッドに虫の死骸、おまけに壁の上部に変な穴が開いていて、余裕で虫が入る環境で落ち着いて眠れなかった。

シャワー室も不潔で必死で入った。

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謎の穴!!

朝のヤンゴンの風景(一部閲覧注意)

 

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あき竹城さん?

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無数の鳩!!キモイ!!!

 

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ドブ掃除をする人。

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とにかくキンキラ!

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名前忘れたけど、ダウンタウンから歩いたところにあるお寺。

 

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スーレーパゴダ。地元の人達が熱心に祈りを捧げていた。

私達は近寄りれない。

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ヤンゴンの朝を散策した後、バンコクへ戻った。

ここでバンコクに戻らずにもう少しヤンゴンをゆっくり見たかったなあ。

 今回はバガンしかゆっくり見れず、後悔が残ってしまったので、

次回は必ずミャンマー単体で旅をする!

そして社長になったアンアンに会いに行きたいし、助けてくれたお礼がしたい。

そのために、ミャンマーのお金は両替せずに財布にしまっておいた。

 

最悪な事に宿の前でペシャンコになったねずみ(また!)が死んでいた。

車に轢かれたのかな。びっくりしたけど、そんなの誰も気にしてなかった。

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 空港で出国手続きを済ませるととても寂しい気持ちが立ち込めてきた。

既にミャンマーが恋しくなっていた。

 

バガン2日目 見ず知らずの人に食事からお賽銭までおごってもらった運命的な話

初めての外国での深夜バスでの移動、地獄のような暑さ、泣いたり笑ったりで濃密な1日目が終了しました。

今回はバガン2日目です。2日目も色々ありました。

宿を移動する

 ジャンさんから、ラインがきた。

「よかったら、僕たちと食事しませんか」

正直今私がいるホテルはニャウンウーと言って散策の中心地から離れている為、

昨日散策した段階でちょっと遠いなぁと思っていた。

うーん、宿、移動しちゃおうかなあ。

でもたかが1日だけだしなあ。

私は優柔不断な上、選択してからもうだうだ悩んでしまう性格だ。

旅行の時間は有限なのに決められずにどんどん時間が過ぎていく。

まあ結局、寂しかった私は、ジャンさん達と交流した方が楽しそうだったので、

宿を移動することにした。

 

インワモーテルのスタッフの人は2日目の宿も泊まるか?とか、次はどこへ行くんだ、バスチケットは買ったか?など色々聞いてくれてお世話になった。

私が結局宿を移動する事にした時も、バスチケットを次に泊まる宿でピックアップしてくれるようにわざわざ手配してくれた。

申し訳なさを少し感じつつも宿へ移動。

 

2日目の宿はオステッロベロバガンという所。

www.booking.com

 

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この宿、宿泊してる人がほぼ欧米人!!

フロントの鼻ピアス、タトゥーのアメリカ人の女性が説明してくれるんだけど何となくしか聞き取れない!

ベッドもドミトリーのバックパッカースタイル。

オフシーズンで1800円ほどしたのでミャンマーの物価上昇は今後どこまでいくのやら。

 

欧米人ばっかりに囲まれると委縮してしまうダメな私。

やっぱりここに来たのは場違いだったのかも。

書いていても自分の優柔不断と決断力のなさには辟易するものがある。

 

とりあえず荷物を置いて出かけることにした。

 

宿の前にバイク屋があったのでそこで借りる。イワンモーテルの前のバイク屋さんよりもレンタルの値段は安いが、(2000チャット)

バイクが古い感じがする。ちょっとチンピラ風な少年たちがやっている店だった。

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  Thank you for your kindness

バイクはスピードも出ないし、調子が悪い気がする。

途中からとうとう動かなくなってきた。

その時、少年が近くに立っていて、少年がバイクの調子を見てくれ何とか直った(一時的に)

その時に私は聞いてはいけない一言を聞いてしまった。

「ここで何をしてるの?」

言った瞬間、彼らが大きな袋を持っているのが視界に入った。

あ、物売りだ。

少年たちは私が袋に興味を示したと思ったんだろう。

「絵を売っているんだ」と言った。

色んな人のブログで見た。絵を売る人がいる事を。

それを売ってくるという事を。

少年は絵を見せてきた。僕が描いたんだという。でもそれは嘘。

そこらじゅうで同じ絵が売ってるから。

私は「いらない、ありがとう」と言ってその場を去った。

 

すると少年はバイクで私を追いかけてきた。

もう1度少年は言った。「絵を見ないか?」

袋をあけてまた見せようとする。

困った・・。

私は「あなたの親切には感謝します。でも絵はいらない」

Thank you for your kindness.

これは山口百恵の「さよならの向こう側」でそのまま覚えたフレーズ。

こんなところで使う事になるとは。

 

そう言った瞬間、少年は私を睨みつけた。

どうして?親切のお返しに買ってくれてもいいだろう?

ここの人達には、親切にお金が必要なんだ。

 

私はバイクを走らせ逃げた。

睨まれた少年の顔が焼き付いて離れない。

買ってあげた方が彼の生活の為になったんだろうか。

でも結局買った所で元締めにわたるだけなんだろうか。

親切ってお金が必要なものなんだっけ?

 

また泣きたくなってきた。

バガンに来てから、日本ではごまかしてきた、自分の未熟で、嫌なところばかりが目について嫌になる。

 

再びシュエサンドーバゴダへ 

嫌なことはあったけど気を取り直そう。

サンセットをリベンジする為に、またシュエサンドーバゴダへ行った。

2日目のシュエサンドーパゴダ。

また、あいにく綺麗な夕日は見られなかったが、昨日よりかは景色を堪能できた。

 

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こーゆーのを精神状態がよくないときに見ると見るとマジでやりきれない。

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バッテリー切れ

バガンは日が暮れると一気に真っ暗になる為、帰りを急いだ。

辺りが段々と暗くなってくる。

そんな時、最悪なことにバイクがまた動かなくなった。

まさかバッテリー切れ?

焦れば焦るほどあたりが暗くなってくる。それに誰もいない!

パニックになった時

「ヘイ!」

道路のむこう側から声をかけてくる男女がやってきた。

 

 詐欺集団

この2人…ミャンマー人?

何か中国語っぽい言葉で会話してる。

男性が私のバイクを見たら、やっぱりバッテリー切れだった。

彼女が英語で通訳をしてくれた。

「バイク屋へ一緒にいくぞ」

バイク屋まで一緒に行ってくれると言う。

私は精神がこのとき結構パニック状態になっていた為また金を要求されることしか考えが及ばなかった。

「いや、いいです、大丈夫です。お金ないです。」

私は力なくそう言って逃げようとした。

騙される。

どこか連れて行かれる。

私がよっぽど動揺している様に見えたんだろう。

彼がiphoneの翻訳機能を出してきて私にこう告げた。

 

ミャンマーは貧しい国だけど私はお金はいらない。

 

その時、二人に対して申し訳ない事をしてしまったんだなと反省。

私がまだ警戒しているので、彼はバイク屋に電話し、すぐにここまで新しいバッテリーを持ってくるよう伝えていた。

 

バイク屋をまっている間、男性はミャンマー人、彼女は台湾人、二人は台湾で出会って一緒に旅行をしているという事がわかった。

私は本当に失礼だが、二人に騙されると思っていたので、先程のことを謝った。

二人は、良かったら一緒に食事しない?と食事に誘ってくれた。

 

行きずりの旅人と食事

バイク屋が到着。バイク屋の少年に彼はミャンマー語でちょっと怒っていた。

偶然出会った私達3人は一緒に食事をすることにした。

不思議すぎる。

 

男性の名はアンアン。女性はジェスティ。

アンアンは台湾で調理を勉強したらしく、7月に地元のマンダレー

ステーキハウスを開くらしい。

ジェスティは、会社を辞めて旅に出たらしく、1人旅は何回もしているらしい。

英語が正確に聞き取れないのであまり情報は定かではない。

 私達は筆談や、ジェスティに通訳になってもらい会話した。

アンアンは店に座るなり、スマホを自身のiphoneテザリングしてくれ、

何が食べたいか、飲み物はどうするか色々気遣ってくれた上、おごってくれた。

何でここまでしてくれるんだろう・・。

 

その後、あなたが良ければパゴダを見に行く?と夜のパゴダ散策まで誘ってくれた。

私1人だったら絶対に夜にパゴダを見に行くことなんてできない。

女の1人旅はやはり行動が限られてくる。

カモン!(俺についてこい)」と若干どや!な感じのアンアンに言われ

二人の後ろについてバイクを走らせた。

後ろでついていく私は夜のバガンが暗過ぎて運転するのは怖かったけど。。

それにさっき出会った人とこうして行動してるのがまだ不思議で

もしこの二人が悪い人達で、ここで殺されても暗闇でだれも気付かないだろうなとか

ぼんやり考えていた。

神のみぞ知る行動。まさに運任せ。

 

law ka nanda pagoda(ラウカナンダパゴダ)に到着。

暗闇に輝く黄金のパゴダ。ラウカナンダパゴダ。

観光客は殆どおらず地元の人がぽつぽついる位。

イラワジ川が近くにあり、風が気持ちいい。

風鈴のような、民族楽器の鈴のような、涼しい音色がどこかから流れてくる。

凄く幻想的だった。

 

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ミャンマーはタイと同じ上座部仏教の為、自分が産まれた曜日によって祭壇があり、祈る場所が違う。

私は水曜日。あとで調べたら水曜日は午前と午後にまた分かれるらしい。

何故水曜だけ?!

 自分の歳の数だけお釈迦様に水をかけたり。

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くるくる回る器にお金を入れる。

それぞれ、金運とか結婚運とかがあって器にお賽銭が入ると願いが叶うらしい。

ゲーセン感覚でやってみる。

そのお賽銭もアンアンが出しくれた。人のお賽銭ってご利益的にはどうなんだろう。

 

2人のお陰で夜のパゴダ散策という願ってもない体験ができた。

アンアンは本当に優しくて、帰りのビールとお菓子までおごってくれた上に

宿まで送ってくれた。

何でもアンアンが金を出してくれるのでそれだけで彼の事が好きになりかけた。

せっかくなのでもう少し話がしたくてあの欧米宿で一緒にお酒を飲むことに。

テラスには欧米人で席がうまっていた。

 欧米人がうじゃうじゃの宿にきた二人は少しびっくりしていた。

私もちょっと面喰ってしまった。

正直、英会話もまともにできないし、1人だったらこの環境はきつかったと思う。

1人じゃなくてよかった。(ブルソンちえみっぽく)

 

そんなこんなで夜が更け二人とはお別れした。

多分この出来事は一生忘れないと思う。

それ位、感動的な出会いで、自分にそんな事が訪れるなんて出発前は想像もできなかった。

旅の不思議さ、縁の不思議さを実感した夜だった。